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百年家具

―使用者目線・利用者目線―
塩化ビニールの製の病院名が印刷された、青や赤のスリッパ足を通すことに躊躇する経験・・・あなたには無いだろうか。 使用者側として治療優先を大義名分化しメンテナンスが楽な方法を得るのか、スリッパの清潔感にも、利用者側に対するサービスを行うべきなのか。 高齢者社会における介護、メーカーが注力するのは介護する人がいかに楽かばかりに視点が行って介護される側が、如何に心地よいかが本当に問われているか。
手作りと言うのはまさに、丹精こめて一つ一つを作り上げるため、姿かたちも若干違うもので、俗に言う手作り感とは似て非なるものなのだ。 手作りは良いのだけど、高いし、手間がかかるから手作りの感じを残したまま量産しましたましたでは、何かだまされているような感じがする。
本当のもてなしやサービスとはホテルなどにおける使用者側の利便性でなく、利用者側の満足度なのではないか。 利用者目線とは、利用者が選択をしたことに対する、思いかけないしぐさを感じるもてなしであり、その仕掛けがたくさんあることが満足度に対する評価なのかもしれない。
デートや結婚記念日、その日の為にドレスアップをして高級なホテルでの食事はかけがえの無いひと時を迎える最高のもてなしでなくてはならない。 今日この頃、食事がまずいとか、接客が悪いとか、設えが貧しいなどといったお店は存在すらしないのだ。 全ての条件が揃っている上で、特別な記念日のホテルでの食事が、それぞれの二人の為にどのような設えでなければならないのか。
某ホテルの朝食はお客様が起床なさったときが朝食の時間とし、昨日、風邪気味であられたり、疲れておられるようなら、それにあわせてメニューを作り変えると言う。 都内の某レストランでは一回でもご来店のお客様のリストは全て接客する方が覚えていて ××さまお待ちしてしおりました・・・“ご予約のお客様ですね”とは言わない 海外に進出した老舗の日本旅館ではお客様が生ものに手を付けていないと見取るや否や、黙って、てんぷらをお作りする。 誰も頼んでいないメニューを、だけれども、せっかくお泊り頂いたのに・・・心残りが無いもてなしとは日本人の持つ“察しの心”なのだ。 百年持つ家具の目線はどうか 椅子がスタッキングされたり、テーブルがノックダウンで組み立てられたり、確かに使用する側や製造する側から見れば、場所をとらないし輸送コストも軽減できる。 でも、利用者にとっては何の価値があるのだろうか。 本当の利用者目線とは利用者が気がつかないことにも、価値を見出しさりげなく作りこむ ステンレスのテーブル脚は全て溶接へアーライン仕上げ、全ての椅子は一本、一本溶接で塗装仕上げ。これならきっと百年たってもネジの緩んだ音がしないだろう。 多目的に使ったり、汎用性のある金型製品でノックダウン製造された椅子が本当の価値ではないとかたくなにこだわり、無骨に一つ一つ作り上げた商品に誰もなしえなかった永遠の味付けを付加し変わらない品質を持ち続ける、これこそプラスワンが求める物作りの真髄と自負し作り続けている。

2015/09/15        plusonetech   |    タグ:デザイン

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