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心のユニバーサルDESIGN

初めて外国の地に足を踏み入れたとき、新しい文化への期待と発見に人は興奮し感動する。
しかし、異国の地でアメリカ人はMac Donaldを見つけ、日本人はさしずめセブンイレブンを見つけてほっとするように、異国での安心感とは自国での日常感を見つけることなのではないか。
自国の安心感とはまさに、母国文化における五感に感じる気配に他ならない。

UNIVERSAL DESIGNの概念として、機能性、意匠性、利便性は欠かせない要素であるが、方や目に見えないバリアフリーとしての日常感の存在は「心のUNIVERSAL DESIGN」という新しい即物的でない概念を創造させた。
幼い頃、毎日座っていた小学校の椅子。
木製で重くて、汚れて、色もくすんで、決してして座り心地が良いとも言えない。
ただ、久しぶりに訪れた学び舎は、瞬時に若き日に回帰し、何年たっても又再び訪れたときに同じ椅子がそこにある、その椅子の存在こそが変らぬ日常感で迎え入れてくれる気配なのだ。
屋外においても腐らず、汚れず、いたずら書きが出来ない椅子。
ただ、触れただけで、見ただけで、買い物に疲れたお年寄りがちょっと座ってゆく、いつ立ち寄っても同じ椅子がそこにある。
そんな椅子にこめた気持ちが、変らぬ日常感で迎え入れてくれる気配なのだ。

効率化を追求する結果、無機的で無表情の近代ビル、見事に装飾された商業空間は隙が無く、一見景観としては整然としているが、人が集い、賑わいが無いと冷たいゴーストタウンになりかねない。
椅子と言う媒体が、若い人もお年よりも気楽に散策できる都市空間に集い賑わいを演出できたとき、初めて「心のUNIVERSAL DESIGN」と言う新しい概念が立証される。
プラスワンテクノロジ―が永遠の賑わいを演出できる黒子になれれば良いのだが。

2015/09/15        plusonetech   |    タグ:デザイン

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